住宅ローンを賢く借りるコツ

住宅ローンに関する質問

転勤になったらどうするの?

ではここからはいくつかのよくある質問について考えて見ましょう。まず最初に考えたいのは、もし転勤などの理由で引越ししなければならなくなった場合、住宅ローンの支払いが残っているのに今の家から新しい家に引っ越すことが必要になるので、そうなれば二件分の支払いをしなければならなくなるのではないのかという疑問です。

多くの場合、そうなったら前の家を人に賃貸で貸し出してその収入で返済に充てればいいのではないかという返事が返ってくるようですが、実はそこには落とし穴があります。実は住宅ローンの返済額と同じ金額の家賃収入では赤字になってしまうのです。

例えば実際の支払額について例を上げて考えて見ましょう。毎月のローンの返済額が12万円だったとしましょう。それに加えて毎年固定資産税というものが課税されますので、それが20万円だったとします。さらに貸し出すのが賃貸物件ではなく個人の所有物になりますので当然修繕費や管理費なども個人負担で賄うことが必要になるでしょう。

つまり、ローンの支払いに加えてほかの雑費を加えると、毎月約16万円の支払いが必要になるということになります。もし16万円も家賃を払って家を借りるということになれば、いったいどれほどの人がその家を借りたいと思うかが問題になります。

それで残念なことですが、ローンが残っている状態で転勤になったらかなり悲惨であるということです。またローンを返せなかった場合は売却すればいいと考えるのも危険です。多くの場合、購入金額よりも売却金額のほうが安いため、売却損が発生するからです。転勤の危険のある人はかなり慎重にマイホームの購入を考えることが必要でしょう。